こんにちは!ブログを運営している皆さん。広告配信をしていると、時折「不快な広告」に悩まされることがありますよね。特にデリケートなカテゴリーや卑猥な映像・写真が含まれる広告は、訪問者に不快感を与え、サイトの信頼性を損なう恐れがあります。
今回は、Google AdSenseでこうした不快な広告をブロックする方法を、私の体験を交えながら詳しく解説します。読者の信頼を守り、クリーンなサイト運営を目指しましょう!
不快な広告とは?
不快な広告とは、閲覧者に不快感を与える広告のことを指します。具体的には、卑猥な映像や写真を含む広告、デリケートなカテゴリーの商品やサービスの広告などが該当します。
こうした広告は、サイトの訪問者にとって不愉快なだけでなく、サイトの信頼性を損なうリスクがあります。特にブログやウェブサイトを運営している場合、こうした広告が表示されると、読者がサイトを離れてしまう可能性が高まります。
なぜ不快な広告が表示されるのか?
広告配信のしくみ
不快な広告が表示される理由はいくつかあります。主な原因は広告配信の「しくみ」。Googleアドセンスなどの広告プラットフォームは、ユーザーの閲覧履歴や検索履歴、クッキー情報を基に、最適と思われる広告を表示するようになっています。
これにより、ユーザーが過去に訪れたサイトや検索したキーワードに関連する広告が表示されることがあるわけですね。そのため、広告配信システムから年齢や他のユーザーのデータなどからアプローチの可能性を判断し、見た覚えのない場合でも不快な広告が表示されることがあります。仕方ない部分も少しはあるようです。
ミス(誤)タップによる影響
スマートフォンでウェブを閲覧する際、広告の右上などにある×(消す)ボタンを押すつもりが誤って広告自体をタップしてしまうことがあります。パソコンなどではあまり起こらないこのミスタップによって、意図しない広告がクリックされ、その影響で不快な広告が配信される可能性が高まります。
広告プラットフォームはクリック履歴も考慮して広告を配信するため、ミスタップが続くと、その関連広告が表示されやすくなるのです。これ身に覚えのある人も多いのでは?
私はAndroid端末を使っていて、ホーム画面から右にスワイプすると出て売るGoogle Discoverを使用しています。そのニュースを見ているときに出てくる広告はかなり高確率で誤タップしてしまっていますね。
簡単にできる不快な広告のブロック方法
では、具体的なブロック方法について、スクリーンショットを交えながら見ていきましょう。不快な広告を減らすためには、Googleアドセンスの設定を調整するのが効果的です。以下の手順に従って、設定を変更しましょう。
- Googleアドセンスにログイン まず、Googleアドセンスのアカウントにログインします。
- 広告設定メニューを開く 左側のメニューから「広告の設定」を選びます。
- カテゴリフィルタの設定 「センシティブカテゴリ」と「一般カテゴリ」のタブをクリックして、表示したくないカテゴリをブロックします。たとえば、ギャンブルや成人向けコンテンツなどが該当します。
- サイトごとのブロック 特定のサイトからの広告を表示したくない場合は、「サイトごとのブロック」機能を使います。ここで、表示を避けたい広告主のURLを追加します。
それでは、具体的に見ていきましょう。
「ブランドの保護」-「コンテンツ」-「ブロックのコントロール」を開きます。基本的にはこちらのメニューで調整を行います。
デリケートなカテゴリーを選択することでカテゴリー事に広告を表示させるかどうかを選択可能になっています。
全体を100%としたときのカテゴリー別収益率がありますので、サイトの性格上から判断してブロックします。ブログ「タルシエル」ではGoogle AdSenseまかせの自動広告を使っていますが、収益率が高めであってもユーザー体験を第一に考えると不適切だと判断してブロックしています。
また、「ブランドの保護」-「コンテンツ」-「広告レビューセンター」から有効にすると下のような画面になります。しばらくすると、同機能が使用可能になるわけです。
一定時間経過した後見てみてもすぐには見えません。
有効にしてから表示された広告に関してのみ有効な機能のようなので、その間に表示されていなければこの画面に広告は出てきません。
約1日経過した状態ですが、こうして表示回数別などに広告がソートできます。ここでブロックしたいものがアレば広告単体に対応可能です。
更に広告主サイトごとブロックも可能です。
「ブランドの保護」-「コンテンツ」-「ブロックのコントロール」で左上にある「広告主のURL」を選択するとこの画面になります。ここでは広告主のサイトごとブロックする設定です。
都合7件読んでくださっている読者にとってふさわしくないと判断し、そのサイトの広告全てをブロックしています。そのサイトの広告全て出会った場合、そのURLを入れることでブロックできます。増えるほど当然収益率は下がるので、ご自身のサイト運営方針から判断してください。
このように、広告の表示内容を調整することで、訪問者に不快な思いをさせることなく、広告収益を維持できるんですね。
長期的な信頼を優先しよう
収益を最大化するために、あらゆる広告を表示するのは一つの方法です。それでも訪問者の信頼を得ることの方が長期的に見て重要だと考えています。
不快な広告をブロックすることで、読者が快適にサイトを利用できる環境を整えましょう。以下に、その具体的な理由を説明します。
読者の信頼を守る
嫌な広告が多いなと感じると、そのサイトをまた見たいと思わなくなります。不快な広告を表示しないことで、読者が安心してサイトを訪れるようになります。これにより、リピート率が上がり、サイトの評価も向上します。
逆に言うと「変な意識を持たせない」なんです。やだな、うわ!っと思わせないのは、とても重要なポイントです。
サイトのイメージ向上
そのような広告に一定数の需要があるのはわかります。そういったカテゴリー運営をされているなら戦略的に今回の内容はそぐわないかもしれません。
一方で、そうでないサイト運営を心がけている場合は結構なダメージになると考えます。デリケートな広告を排除することは、サイト全体のイメージアップに直結します。読者はクリーンで信頼できるサイトと無意識に認識しやすくなるんですよね。少なくともイメージダウンは避けるといいでしょう。
長期的な収益向上
一時的な収益は減少するかもしれませんが、長期的には読者の信頼を得ることで、安定したアクセスと収益を確保できます。信頼関係を築くことが、最終的にはサイトの成功につながるのです。稼げていない私が言っても説得力はないですが、20円が0円になるより、15円になって続く方が良いんですよね。
少し前段と話が被りますが、広告配信をブロックすることはどんな影響があるのでしょうか。次では、そういった代わりの手段も含めて、どうすればいいかも見てみます。
収益を減らすリスクとその影響
一時的な収益減少のリスク
不快な広告をブロックすることで、広告の表示回数が減少し、一時的に収益が減るリスクがあります。特に、クリック率の高い広告をブロックすることで、収益への影響が顕著になることがあります。
私の実例ですが、卑猥な画像が多かったサイトはクリック率が一定以上あったようです。丸ごとこの分がなくなるので、短期的には必ず収益は低下します。
長期的な収益への影響
一時的な収益減少に対して、長期的には読者の信頼を獲得することで収益が安定化し、増加する可能性があります。信頼を築くことで、リピート訪問者が増え、サイトの評価も向上するため、長期的な収益微増が期待できます。安定性が高まる、そう考えると良いでしょう。
読者の信頼と収益のバランス
短期的な収益と長期的な信頼をバランスさせることが重要です。信頼できるサイトを構築することで、読者が快適に利用できる環境を提供し、長期的には安定した収益を確保できます。
これはサイト運営方法、カテゴリー、トレンド系などによっても変わります。アダルトブログを運営する方なら当てはまりませんし、ご自身の読者によってまるで変わる部分です。自身のサイト運営方針と照らし合わせながら判断すると良いでしょう。
代替収益源の検討
不快な広告をブロックすることで減少する収益を補うために、他の収益源を検討することも一つの方法です。例えば、アフィリエイト広告やスポンサーシップ、コンテンツの提供など、多様な収益源を模索することで、収益の安定化を図ることができます。
不快な広告をブロックすることは一時的な収益減少を招くかもしれませんが、長期的には読者の信頼を築き、サイトの評価を向上させることが可能です。
まとめと今後の対策
不快な広告をブロックすることは、短期的には収益減少のリスクを伴いますが、読者の信頼を維持するためには重要なステップです。長期的には、読者が安心して訪問できるサイトを運営することを私は選びます。
今後の対策としては、以下の点に注意た方が良いでしょう。
- 広告設定の見直し: 不快な広告をブロックするための設定を適切に行います。AdSense管理画面からカテゴリー別にフィルタリング、場合によっては広告サイトごとURLをブロックして表示させないようにするなど。
- 表示場所の調整: AdSenseで自動広告を使っていない場合、自分で大きさや位置などを調整できます。読者が誤って広告をクリックしないように、広告の表示場所を工夫しましょう。
- 読者フィードバックの活用: 読者からのフィードバックがあれば積極的に取り入れ、広告の改善に役立てましょう。
ユーザー(読者)にとって快適な環境を提供するのが一番だと考えています。信頼を築いたその先に収益が来る方が双方にとってメリットになるはずです。同じようなことで悩んでいる方の助けになれば嬉しいです。
それではでは。