普段使いの鉛筆削りが突然壊れたら?
日常生活の中で、突然鉛筆削りが壊れると困りますよね。そんなとき、「どんな鉛筆削りを買おう?」と思うはずです。私も最近、そんな状況に直面しました。ただ新しい鉛筆削りを探すだけではなく、なぜこのCARL Angel-5 Premiumに目が留まったのか、その理由を共有したいと思います。
普段使いにぴったりな理由
この記事では、鉛筆削りを選ぶ際の一つの参考として、CARL Angel-5 Premiumの魅力を探ります。使い勝手、耐久性、さらには環境に優しい設計など、日常使いの製品としてどのような特長があるのかを紹介します。日常の小さな選択が、ライフスタイルに影響を与えますよ。
CARL Angel-5 Premiumの紹介
今回紹介する鉛筆削りは CARL Angel-5 Premium。品質と信頼性で知られるCARL事務機株式会社によって製造されています。この会社は、オフィス用品や文房具で長年の実績を持ち、その製品は常に高い評価を受けています。
小学校などで見たことがある方も多いことでしょう。中学生くらいになってくるとシャーペンを使う人も増えてきますが、鉛筆って案外事務所などでも使われています。また、運具にこだわる人だと、あえて鉛筆を取り入れている人も多いんですよ。いつの時代も、CARLの製品はどこかで役立っています。
製品のコンセプト
CARL Angel-5 Premiumの設計コンセプトは「長寿命で究極のエコロジー」です。この鉛筆削りは、耐久性と環境への配慮を兼ね備えており、長期間にわたって安定した性能を提供します。このアプローチは、使い捨て文化が問題視される現代において、特に重要な意味を持ちます。究極のエコ、たしかにそうかも知れませんね。
それは魅力の一つにもなっています。長寿命とは言い換えれば高耐久性です。実際に私の実家にも同社の鉛筆削りがあり、長年にわたり壊れることなく使用されています。この事実は、製品のコストパフォーマンスの高さを証明しています。変わらず意識せずに使えるって、すごいことです。
・高耐久
・長寿命
・高コスパ
このコンセプト、偽りなしです。
長年の信頼と非電動の魅力・CARL Angel-5 Premiumの実績と人気の理由
実家での経験:耐久性の実証
CARLの鉛筆削りの耐久性については、私の実家での経験がそれを物語っています。何年もの間、同じ製品が壊れることなく使われ続けており、その驚異的なコスパを実感しています。この長期間にわたる使用経験は、製品の信頼性と価値を明確に示しています。普段気が付かないのですが、いつも使える、そういうことです。
非電動ながらの高い人気
現代では電動の鉛筆削りも多く見られますが、CARL Angel-5 Premiumは非電動でありながらも、その品質と実用性で高い人気を誇っています。電動製品が提供する速さや便利さとは異なる、この鉛筆削り独自の魅力が、多くのユーザーに支持されています。電動が悪いわけではありません、自動ですから楽ちんです。それでもコンスタントに選ばれるには理由があるということでしょう。
売れ行きの背景
鉛筆削りの中で人気ナンバーワンではありませんが、ずっとコンスタントにそこそこ売れています。その人気の背景には、単に機能性だけでなく、使い心地や耐久性、さらには環境への優しさが影響しています。電動ではないことが、かえってシンプルで確実な使い心地を提供し、長期間にわたって愛用される理由となっています。このように、CARLの手動鉛筆削りは日常の簡単な作業を快適にするための理想的な選択の一つといえるでしょう。
常に売れるっていうのは、何かしらの理由があるからなんですよね。
CARL Angel-5 Premium 詳細
さて、ここからは商品の詳細について写真とともにお送りします。また実際に使った使用感やいい部分だけでなく、気になる点も書いていきます。
購入したのはCARL Angel-5 Premiumのブルーです。公式で見ると現行新機種のCARL Angel-5 Premium 3でONE’S COLORと銘打った新しい色(リーム/ピンク/ライトブルー/ライトグリーンの4色展開)のラインナップになっているのがわかります。
今回のものはオーソドックスなブルーで、色以外の違いは削りカスが落ちるくず箱に「ONE’S COLOR by Angel5」とネームが加えられています。
また、もう一つ同タイプでCARL Angel-5 Royalがあり、2段階芯調節機能付きでその他はPremiumと同様になっています。
鉛筆削りの仕様
商品番号 | A5PR-B |
本体サイズ | W75×L125×H132mm |
本体重量 | 461g |
本体材料 | 鉄がメイン(ABS、POM、SPCC、PS、亜鉛ダイカスト、特殊鋼) |
備考 | 無駄削りストップ機構 |
教室にあるような大きさではなく、一回り小さい寸法で置き場に困りません。昔ながらの機構を踏襲していますが、各部に現代の技術が投入されているのがデザインからもわかります。重量バランスが良く機能美といっていいでしょう。
重すぎないがしっかりある重量、つかみやすさ、安定感など実にまとまっています。
CARL Angel-5のデザインについて
メタル製のチャック部は仕上げが美しいです。ちょうどその上にあるチャックつまみは耳みたいでキュート。そしてこのデザインバランスですよ特筆すべきは。こういう商品は飽きられないことが大切です。デザインは細部に宿るとはいいますが、細部がたくさん集まって全体を成しています。
- 頑丈であること、壊れないこと
- 誰にでも使いやすいこと
- 持つときに角が立たない形状
レトロデザイン、レトロモダン、レトロフューチャーなどとは違う奇をてらうことをしない素直なデザインが、飽きさせない一つの要因なのは言うまでもないでしょう。
くず箱周辺から見る筐体の精度
数十年前に比べると時代を感じさせるのが精度の高さです。また、デザインとも関係しますが、塗装などの技術も上がっており、全般的に高品質だというのが見てわかります。
板金加工によって形成されているボディーは接合部の精度も相当高いのがわかります。それに加えて、くず箱と本体との繋ぎ目部分、非常にフラットで滑らかに。ガタツキがなくスッと収まっていくのにはうっとしります。
後ろ姿をチェック。黒い部分をくいっと回すと取外し可能なのは昔も今も変わらぬ部分。このPremiumはありませんがRoyalは背面に2段階芯調節機能がついています。
金属製のハンドルは処理も滑らかで見た目にも美しいだけでなく、回したときには絹のような滑らかさに驚くと思いますよ。三角の持手部分が大人子ども問わず誰の手にもしっくり馴染みます。
ハンドル部とその下には傾斜段差があり、下半分の容積が大きくなることで屑箱の容積アップ、下半分の安定感アップにも繋がっています。見た目からではなく、機能から来たデザインというのがこの部分でもわかります。
また、下に穴があるのが見えます。これは全面にもあり、なんとCARLの鉛筆削り全機種対応のクランプ固定穴になります。
クランプ(商品番号 K-11)
・CARLの鉛筆削り全機種に対応
・最大50mmの厚さまで対応
・学校など複数人で使用する際に便利な固定具
こういうあったらいいなを用意しているのはさすがCARL。
せっかくなのでカッター部分を取り出してみます。
MADE IN JAPANの文字が誇らしげに見えます。特殊鋼で作られている鉛筆削りの心臓部。削り心地は非常に軽く、ザラつきを感じません。それでいて鉛筆をキャッチして削っている感覚はしっかりハンドルに伝わるので、一回し一回しが小気味よく楽しく感じるほどです。
鉛筆の削れ具合が規定サイズに達すると、スッとかるくなることで完了したことがわかります。ガタツキがなく、こちらも例に漏れず高精度です。
後ろから軽く押すだけでくず箱が取り出せます。すごいなと感じるのが、とても軽い力で簡単に押し出せるのに、通常は振ったぐらいでは箱が一切ズレないところ。
ここまで拘る必要があるのかと思うほど、抜かりなく内側までご覧のとおりです。高級車なんていうのも、国産なんかだと一つ裏側を覗くとありゃありゃまあ見る部分じゃないし問題ではないよねという程度なものだったりしますが、この鉛筆削り、本気を出しすぎじゃないでしょうか。ドイツ車みたいに。
この場所はチャック部といいます。そのチャック部の最大せり出し具合ですね、最大伸長がこのくらいです。チャックつまみは見た目からは想像できないほどに軽く稼働します。
個人的に「こ、これはッ!」と感じたのがつまみの形状。指の当たる部分が微妙に湾曲しています。指当たりがしっくり来て、つまんだときの舵角にも追従し違和感がないように配慮されています。ちょっとしたことですが、素晴らしいと思えるポイントです。
実際に鉛筆を削ってみた
新品だとこれくらいになります。上でも書きましたが、チャックつまみがとても使いやすいんです。形状が絶妙なんですよ。また、差し込んだときのホールド感も丁度いい感じ。隙がないです。
ハンドルを回して行きます。
ゴリゴリ感がない回し具合だけれど削っている感が強めに出る、始めから極めて繊細にアタリが感じられます。端的に言うと軽く回るんです。今まで使ったものはガリガリやってるなあと感触が伝わってきますが、これは極めて紳士的に鉛筆とカッターが接しているのがわかるんです。
削り終わると抵抗が一気に現象してきスーッと空回りします。削り終わったよのサインです。
よーく見ると弓なりに削れているのがわかります。写真とかでいう糸巻き型収差と同じです。非常に美しい削り味。針先のように尖った先端ではないのも好感が持てます。実際に書いてみると、誰もが不満を漏らさない削り具合です。
見た目から実用性まで文句はないですね、素晴らしい。
ここまでほぼメリットのみを書いてきましたが、人によってデメリットと感じる部分も次に紹介してみます。
数少ない気になる点は?
個人的にはCARL Angel-5 Premiumに満足していますが、他の方にとって気になるかもしれないポイントをいくつか考えてみました。これらは特に、個人の好みや使用状況に依存する点です。
- 電動が欲しい人
電動鉛筆削りを好む方にとっては、手動式は少々不便に感じられるかもしれません。速さや効率を重視する場合、手動式は物足りなさを感じさせることがあります。 - 鉛筆使用の減少
鉛筆を日常的に使用しない方も多く、そうした方にとってはこの製品の必要性が低いかもしれません。 - レトロなデザイン
デザインは昭和時代を思わせるスタイルで、これが好みに合わない方もいるかもしれません。デザインに関しては好みが分かれるポイントです。 - 削り具合の調節制限
Royalモデルでない場合、削り具合の調節ができない点も考慮すべきです。Royalモデルであっても、選択肢は2段階のみです。
これらのポイントを考えると、CARL Angel-5 Premiumが多くの方にとって優れた選択であることは間違いありません。これらのわずかな懸念を上回るほどの品質と実用性が、この製品にはあるということなのです。
まとめ・CARL Angel-5 Premiumの購入価値
CARL Angel-5 Premiumは、その耐久性と実用性で非常に優れた鉛筆削りです。長期間にわたり安定した性能を提供し、使いやすさと環境に優しい設計が特徴。ちょっと落とした程度では壊れない頑強な設計、本物のECOがここにあります。
デザインと機能性のバランス
レトロなデザインは一部の方には好みが分かれるかもしれませんが、そのクラシカルな外観は多くの環境に馴染みやすく、機能性と見た目のバランスが取れています。また、手動式であることが、シンプルで確実な使用感をもたらします。
飽きが来ないのは飽きさせない設計や機能も含めた総合的なデザイン力なのだと。
購入のおすすめの理由
この製品の最大の売りは、その長寿命と高いコストパフォーマンスです。電動鉛筆削りにはない独特の魅力と、実家での長年の使用経験がこれを裏付けています。使いやすさ、耐久性、そして価格面を考慮すると、CARL Angel-5 Premiumは鉛筆削りを新しく購入する方にとって新しい選択肢になるはずです。
それではでは。
変なことを言うようですが、騙されたと思って鉛筆を削るときに、意識を削っていることに向けてみてください。所作というか、動作や感触を含めて楽しみがそこにあることに気がつくかもしれません。回す指、伝わる振動、鉛筆をセットするすべてを楽しむことができるのが手動のもう一つの良さだと気が付きました。文房具を趣味にしている人もいますが、ちょっとわかる気がした今回の出来事でした。