【簡単解決】Windows 11でマウススクロールが勝手に動く?原因と対策を徹底解説!

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Windows11でマウスホイールが思い通りに動かない問題に直面していませんか?スリープから復帰した後、スクロール設定がリセットされてしまうという煩わしい状況に、あなたも悩まされているかもしれません。この問題は、一見複雑に思えるかもしれませんが、実はいくつかのシンプルなチェックポイントで簡単に解決可能です。

本記事では、基本的な設定の見直しから、特定のソフトウェアやデバイスに関連する特殊なケースまで、幅広くカバーします。KensingtonのトラックボールやFirefoxブラウザを使用している方にも役立つ情報を後半にご紹介。問題を抱えている方はもちろん、将来的に同じトラブルに遭遇する可能性がある方にも、ぜひ最後までお読みいただきたい内容です。

目次

スクロール設定がリセットされた?解決策はここに!

マウスの画像
所持してるマウスの一部

マウスのスクロール量が、スリープからの復帰後にリセットされてしまう問題に直面している方、スクロールがおかしい方へ。

このような状況は、設定の見直しで簡単に解決できることが案外多いものです。ここでは、その手順を簡潔に解説します。

最初にやるべきことは設定を見直すこと。意外と設定が変わっている事はあるので、そんなの事ないでしょうと思う人もここはチェックしましょう。

それでは順を追ってみていきます。

ノートPCにぴったりな静音小型マウスに付いても書いていますので、よろしければ読んでみてください。

1. マウススクロール問題の原因を特定する

マウスの設定画面
設定画面

まず、Windowsの設定を確認します。WIN + Iキーを押して、設定画面を開き、「デバイス」→「マウス」を選択します。設定画面で「マウス」と検索するか、Bluetoothとデバイスのセクションからマウス設定にアクセスできます。

「ホイールでスクロールする量」を確認し、調整することで改善される場合があります。数字が大きいほど、スクロール量も増加します。

もしくはこちら。

マウスのプロパティ
マウスのプロパティ

コントロールパネルからマウスのプロパティを確認する方法もあります。私のようにタスクバーにコントロールパネルをピン留めしている場合は、そこから直接アクセス可能です。こちらでは、スクロール量を数字で直接指定できます。

コントロールパネルはピン止めしておくと便利です。

重要なのは、設定を変更した後に「適用」ボタンを忘れずにクリックすることです。そうしないと、変更が保存されず、スリープから復帰した際に設定がリセットされてしまう可能性があります。

*注意点*
設定変更して閉じるボタンを押してしまう人がいます。適用状態がしっかり保存されておらず、復帰後に設定が戻ってしまう場合があるので、しっかり適用ましょう。

例えば以下のM650MGRという商品はスマートホイールを採用したモデルです。ホイールの精度や機能に特徴をもたせたものを考えるのも良いかもしれませんね。

トラブルシューティングは最小構成が基本!

デバイスマネージャーの画面

さらに、問題が解決しない場合は、デバイスマネージャーをチェックして、外付けマウスやタッチパッド、トラックボールなど、接続されているデバイスを確認しましょう。

デバイスマネージャーはスタートボタンを右クリックすると出てくるメニューから選択できます。

デバイスマネージャーとは
パソコンの内部や外部にソフトウェア的にもつながっている装置や機器類をデバイスといいます。そのデバイスをツリー状に管理できるツールで、つながりやドライバーの更新もここで行うことが出来ます。

トラブルシューティングの一環として、不要なデバイスを一時的に取り外し、最小限の構成で問題の特定を試みると良いでしょう。

例えばモニター1枚、周辺機器はマウスとキーボードのみなどです。USBでつながっているプリンターや外部ストレージは一旦外して起きましょう。

上の画像はこの記事を書いているIdeaPadのデバイスマネージャー画面です。外付けマウスとタッチパッド、それに加えて今回引っ張り出してきたトラックボールが認識されています。

デバイスマネージャーを起動するにはスタートを右クリック→メニューから選択が簡単ですよ。

ホイールスクロール量の修正なので、他のポインティングデバイスなどは外したりして原因特定しやすい状況を作りましょう。

このようになにかトラブルが発生したときは最低限使用するものだけにして、カードリーダーやヘッドホンのドングルなど、他のデバイスは一旦外しておくことをおすすめします。

トラブルシューティング基本は不要なデバイスを一時的に取り外し最小限の構成にすることです。

例えばモニター1枚、周辺機器はマウスとキーボードのみなどです。USBでつながっているプリンターや外部ストレージは一旦外して起きましょう。

ドライバー更新とソフトウェアの確認

ドライバーの行為神とアンインストールなど

ドライバーの更新はWindows Updateのようなイメージですね。修正パッチが当てられたドライバーへ更新することで通常は不具合は修正されます。また、それでもうまく機能しないような場合も、デバイス自体のアンインストールを行うことで、OSのクリーンインストールと同じような効果が期待できます。

アンインストールされたデバイスはどうするのかとの不安があるでしょう。ご安心ください。接続状態にある場合は自動的に最新のドライバーが適用されるので、さほど困るようなことはないと思います。

ドライバーの更新をやってみる

マウスのプロパティ、ドライバーの更新

マウスのスクロール問題が解決しない場合、もしかしたらドライバーの更新が必要かもしれません。マウスのプロパティやデバイスマネージャーから、ドライバーの状態を確認し、必要に応じて最新版への更新を行ってください。更新後は、有効にするためにPCの再起動が必要です。

さてもう一つあります。

デバイスのアンインストール

デバイスのアンインストール



使っているデバイス(今回はマウス)の右クリックで出るサブメニュー、もしくはプロパティのドライバータブから選択できます。消してしまって不安かもしれませんが、PCの再起動をするとちゃんとドライバーを当ててくれるので安心してください。

「ドライバー???でばいす????」というような 全くの初心者の方にとっては、やや難しく感じる可能性はあります。手順自体は簡単なため、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

ハードウェアチェックと物理的な問題の解決方法

マウスの故障

それでも問題が続く場合は、ハードウェアの故障も疑うべきです。マウスは意外と壊れやすいデバイスで、使用頻度や扱い方によっては2~3年で故障することも珍しくありません。

1年で壊れる人もいますし、私は最短で半年程度で壊れてしまったことがあります。その原因はボタンの反応不良やホイールの破損、内部スイッチの劣化など、物理的なダメージであることが多いです。

マウスが故障しているかどうかの確認方法としては、視覚的なチェックや、別のマウスとの比較が有効です。予備のマウスを一つ持っておくと、トラブル発生時に迅速に原因特定が可能になります。

安価なものでいいので予備のマウスは持っておくと良いかもしれませんね。

マウスホイールの清掃

マウスの掃除
マウスの掃除
  1. 多くのマウススクロールの問題は、ホイール周辺にゴミや埃が溜まっていることが原因です。エアダスターや柔らかいブラシを使って、ホイール部分を清掃しましょう。
  2. マウス本体とホイールの隙間から掃除機を使って埃を吸い取るのも効果的です。

写真はスライムのようなジェルクリーナーで掃除しているところです。他の掃除にも使えるのでこういうものも用意しておくと便利でしょう。

USBポートの確認

USBポートを確認
ちゃんと刺さっているかも確認
  1. マウスが有線接続の場合は、USBポートの接続が問題であることがあります。別のポートに差し替えて確認してみましょう。
  2. ワイヤレスマウスの場合は、USBレシーバーを直接PCに接続するか、ハブを使わないで試してみます。

特にハブを使っている場合は悪さするときがあります。ここでも使用する接続を最小限にしてチェックがおすすめです。

ワイヤレスなら電池の確認も大切

そんなことまで?はい、意外と多い事例なのですよ。特に弱ってきていると、マウスカーソルの動きが悪くなったりするんです。引っ掛かりや動かないときがたまにある場合は、実は電池に問題があることも。

新品にしただけで改善売る場合もあるので、忘れずチェックしてください。

Firefoxでのスクロール量が異常に小さい問題の解決法

多くの方が複数のブラウザを使用していると思います。私自身、Brave、Edge、Chromeを日常的に利用しており、デスクトップPCにはこれらに加えてFirefoxもインストールしています。

firefoxのブラウザー

Firefoxは非常に人気のあるフリーブラウザで、多くのユーザーに支持されています。しかし、ChromeやEdgeでは問題なく機能するスクロール量が、Firefoxだけ異常に小さくなるという問題に直面している方もいる、いるのではないでしょうか? 幸い、この問題は設定を変更することで簡単に解決できます。

通常の設定とは別の、特殊な設定画面で変更しますので手順を説明します。

Firefoxの特殊な設定画面で変更する

STEP
Firefoxの特殊な設定画面にアクセス
設定画面への入りかた

Firefoxの検索バーに【 about:config 】と入力し、エンターキーを押します。これにより、通常の設定画面とは異なる、Firefoxの特殊な設定画面にアクセスできます。

STEP
アラートが出るので続行
アラート画面

危険性を承知の上で使用する」という警告が表示されますが続行します。

STEP
設定の検索窓に入力する

設定の検索バーに「mousewheel.default.delta_multiplier_y」と入力し、検索します。これにより、マウスホイールのスクロール量を調整する設定が表示されます。

STEP
数字を好みに変更します

初期設定ではスクロール量が「100」と設定されていますが、これを増やすことでスクロール量を増加させることができます。鉛筆マークをクリックして数値を変更し、自分好みのスクロール量に調整してください。


注意点
この操作はFirefoxの深層設定を変更するものであり、間違った操作はブラウザの動作に影響を与える可能性があります。変更は自己責任で行ってください。

私の場合、スクロール量を「250」程度に設定することで快適な使用感になりましたが、ユーザーによって好みの設定は異なります。Firefoxでのスクロール量が小さいと感じる場合は、この設定を試してみてください。

さて、次は盲点というか落とし穴的な事例を挙げてみます。

Kensington のトラックボールを使っている場合

トラックボール

トラックボールは、マウスと同じくポインティングデバイスの一種で、特にKensingtonの製品はその分野で高い評価を受けています。私が以前使用していたKensingtonのSlimBladeトラックボールは、非常に使いやすく、現在も問題なく機能しています。

しかし、Kensingtonのトラックボールを使用していると、特定の条件下でスクロール量に異常が生じることがあります。これは、専用ソフトウェアが原因で起こる場合があります。2023年6月5日現在のバージョンv.3.1.4では、私の環境では問題は発生していませんが、過去のバージョンでは専用ソフトウェアをインストールした際にスクロール量が不正確になることがありました。

この記事が書き終わってからあまりに使いやすいので、常用するようになりました。

専用のソフトウェアの影響と対策

Trackbaall のソフト
  • 専用ソフトウェアが原因の場合:Kensingtonのトラックボールに付属するソフトウェアは、ボタンの割り当てやスクロール量の調整が可能ですが、これが原因でスクロール量に異常が生じることがあります。この問題は、ドライバーを最新版に更新することで解決可能です。
  • ソフトウェアのアンインストール:問題が解決しない場合、ソフトウェアのアンインストールを試みると良いでしょう。アンインストール後も基本的な機能は利用可能ですので、安心してください。

以前は親指トラックボールも使ってました。トラックボール系の中では安価ですし、なれるまで少しだけかかりますがめちゃくちゃオススメです。もちろん、Kensingtonもおすすめできますよ。いつかその辺も記事にできればいいかな。

USBハブ経由の接続問題

USBハブ

また、トラックボールや他のデバイスをUSBハブ経由で接続している場合、ハブが原因で問題が発生することがあります。これはBluetoothや近接無線機能を使用している場合にも該当します。ハブを介さずにデバイスを直接PCに接続することで問題が解消されることが多いです。

直接接続を試す
ハブを取り外し、デバイスをPCのポートに直接接続してみてください。これにより、バスパワーの問題や他の干渉が原因であった場合に解決することがあります。

Kensingtonのトラックボールは非常に優れたデバイスですが、専用ソフトウェアやUSBハブ経由での接続が原因でスクロール量に異常が生じることがあります。これらの問題に直面した場合は、上記の対処法を試してみてください。安価なマウスも含め、予備のデバイスを持っておくと、トラブル発生時に役立ちます

まとめ

マウス

マウスホイールのスクロール量がリセットされる問題に直面した際、最初に試すべきは設定の見直しです。Windows 11ユーザーは、設定画面の検索窓から「マウス」と入力し、表示されるスライダーでスクロール量を調整できます。また、デバイスマネージャーを通じてデバイスの設定やドライバーの更新状況もチェックしましょう。

物理的な故障の可能性も考慮に入れてください。ボタンやホイールの破損、内部スイッチの劣化などが原因で問題が発生している場合があります。マウスは消耗品と考え、定期的な点検や必要に応じての交換を心がけましょう。

この記事では、Firefoxブラウザの特殊設定Kensingtonトラックボールの使用に伴う問題も取り上げました。Firefoxでは、特殊設定画面からスクロール量を調整することが可能です。Kensingtonトラックボールを使用している場合、専用ソフトウェアが原因で問題が生じることがあるため、ソフトウェアの更新やアンインストールが解決策となり得ます。

USBハブ経由での接続問題も見逃せません。バスパワーや他の技術的問題が原因である場合、ハブを外してデバイスを直接PCに接続することで解決することが多いです。

マウスホイールのスクロール量がリセットされる問題の解決には、設定の再確認、ドライバーの更新、物理的故障のチェック、特殊デバイスやブラウザ設定の見直しが有効です。また、USBハブの使用状況を見直すことも効果的な解決策です。

問題に直面している方は、これらの点を再確認してみてください。解決の手助けができれば幸いです。

それではでは。

今回の気づき

スクロール量だけでなくトラブルにおいては基本的な設定見直し、ドライバーやソフトウェアの更新、最小構成での検証は必須だと思いました。あと、今回の検証にあったって久しぶりにトラックボールをノートPCにつなげてみましたがやはりいいですね、移動しない場合は常用しようと考えるようになりました。いつかトラックボールについても書いてみたいと思います。

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