カナロックによって勝手にかな入力モードに切り替わってしまい、タイピングが思うように進まない経験はありませんか?あなたはカナロックの原因や解決策を知りたくて検索しているのかもしれません。
心配しないでください。私もよく悩みました。この記事では、ローマ字入力に戻す方法とよくある原因を解説します。カナロックに悩まされることなく、スムーズなタイピングを取り戻しましょう。
カナロックとは?日本語入力でのかな入力状態を解除する方法
初めにかなロックについて、日本語入力でのかな入力状態を解除する方法を解説します。基本的なことですが、まずはこちらを確認しておきましょう。
突然かなロックとは、突然かな入力モードに切り替わってしまいローマ字入力ができない状態です。この現象になると、意図せずにかな文字入力されてしまい、すぐにローマ字入力に戻せません。結構イライラしますし、タイピングに悪影響を及ぼします。
これ以降はカナロックとして表記を統一しておきますね。
今でこそ対応できますが、一時期カナロックが頻発して本当に困っていました。
そもそもカナロックの意味とは?
カナロックとは、かな文字とロック(固定する)を組み合わせた言葉です。ローマ字入力中にかな入力モードが固定される状態を指します。キーボード操作や入力ソフトウェアの設定によって、カナロックが発生する場合があるということです。
【1キー1文字】のかな入力はローマ字入力に比べて圧倒的にタイピングが早くなります。それでも、一般的なのはローマ字入力です。ほとんどの人がタイピングを覚える際にはローマ字入力を使います。ですから、意図せずカナロック状態になると、押したキーとは違う文字が表示されて一瞬パニックになってしまうかもしれません。
【ローマ字入力】から【かな入力】に切り替わる原因
原因は様々ですが、一般的にはキーボードの設定やショートカットキーの誤動作が最も多いといわれます。また、日本語用IME(インプット・メソッド・エディター)の種類によってもカナロックは発生する場合があります。
私は長年ATOKを使っていましたが、サブスクリプションのATOK Passportになってしばらくした後Google 日本語入力に変更しました。しかし、捜査官がATOKに慣れ親しんでいたため、キー設定でATOKタイプを指定して使用しています。
どの日本語入力ソフトを使用していたとしても、ショートカットキーは存在します。そのため、ミスタイプや意図せずに触れてしまって切り替わってしまう可能性がほとんどの原因なのです。気が付かないうちに触れていた、同時に何かを押していた場合が多いんですね。
【カナロック】解除の方法
まずは基本的な操作としての【かな入力】の解除からです。単純に【かな入力】に頻繁に切り替わっている場合も多いですから、面倒くさがらず確認してみましょう。
1.かな/カナキーを押す
キーボード上で「かな/カナ」キーを押すと、ローマ字入力モードとかな入力モードを切り替えることができます。このキーを複数回押すことで、カナロックが解除される場合があります。
2.入力ソフトウェアの設定を確認する
カナロックが頻繁に発生する場合は、使用している入力ソフトウェアの設定を確認しましょう。設定画面から、カナロックに関連するオプションやショートカットキーの設定を調整することで、問題を解消できる場合があります。
キーボードの種類、形状等によってもミスタイプは増えます。設定や仕様に問題がなかったとしても、自分にあっているかどうかも見直すといいかもしれません。個人的に今気になっているキーボードがこれです。有線ゆえに需要が少なくなっていて安くなっています。
英語配列キーボードの場合は少し違う
写真は私が17年間使っている東プレのRealforce 101です。101キー英語配列で最もシンプルでキートップも美しい。それはさておき、パッと見ていろいろ違うところがあることにお気づきでしょうか?
左上に注目してください。
英語配列キーボードには【かな/カナ】キーはありません。その場所に【`】バッククォートがあります。【~】チルダのキーという方がわかりやすいかもしれませんね。英語配列キーボードの場合は日本語入力のオン・オフは、この【Alt + ~】で切り替えします。面倒と思われるかもしれませんが、慣れてしまえば全く問題なく自然と切り替えできます。【タブキー】や【1】のミスタイプ時でも不用意にかな入力に切り替わることがありません。
もう一つ、英語配列キーボードにはスペースキーならぬスペースバーがありますが、その横には無変換や変換、【カタカナひらがなローマ字キー】はないので押し間違いによるおかしな挙動はありません。
ところが不思議なことに、それでもカナロックは起こります。一体どうしてでしょうか?
日本語キーボードならボタン押しちゃったかなとか思うんですが、英語配列キーボードのときは???ってなります。
一番多い原因は ショートカットキー
・Windowsの日本語入力中のショートカットキー【CapsLk】でカナ入力になるものです。これはカタカナキーなどがない英語キーボードまで含めた共通のショートカットキーで、英語キーボードの人は要チェックです。ただし、基本的にはもう一度押せばもとに戻ります。
・カタカナキーでスペースキーの右側にあります。これを押してしまうことも非常に多いでしょう。変換にスペースキーの押し間違えでよく起こります。
設定によってCtrl + カタカナキー、Alt + カタカナキーの場合もあったりするのでチェックが必要です。
ATOKの場合は要注意
変換効率に定評のある日本語入力ソフトです。現在はサブスクリプションのATOK Passportに完全移行し、Windowsを例にすると買い切り版は最終バージョンATOK 17は2021年10月で販売終了となっています。買い切り版の全てのサポートについても現在は終了しています。
*ご注意*
ATOKが悪いわけではありません。また、最新版のATOKを使用していないので常に最新が適用されるATOK Passportでは起こり得ない可能性もあります。
戻せない場合は再起動も
これは経験上なので、私の個別環境に依存する可能性もあるのでご了承ください。
ATOKを使っていたときのみ起こったのですが、ショートカットキー操作ではローマ字入力に戻せなくなる場合がありました。キー操作で元に一切戻せなくなりました。その場合の挙動は、最初に症状が出ているソフトウェアだけでなく、他のアプリケーションやブラウザなど全てで症状が出てしまいました。
このときはタスクバーの設定から入力状態を毎回変更をする始末に。困ったことにはこれで直る場合と直らない場合があります。一度こうなってしまうと条件もわからないためイライラしてしまうことがよくありました。
どうしても無理だったときは再起動をするようにしましょう。実際にPCを再起動すると元通りになります。これは根本解決ではありませんが、一応元に戻ります。
根本的な解決策ではないかもしれません。それでも困ったときは再起動が確実です。メモリ周りが上手く処理できていないのでしょうか、と個人的には勘ぐっています。
ATOKの場合はカナロックのON/OFFを無効にできる
本当です。タスクバーのATOKの文字種別のところを右クリックしてoptionを選びます。
プロパティから 入力・変換 に関する項目にある入力補助を開きます。
そのなかにある「カナロックON/OFFを無効にする」にチェックをいれることで、機能を無効にできます。まずはここをチェックしてください。
チェックが外れていればチェックをします。チェックがしてあった場合は、一度チェックを外して再度チェックをします。これが重要です、そうすることで回避できるケースがあります。
まとめ
おおよその原因はショートカットキーを誤って押してしまうことによる機能の切り替わりです。CapsLkキー、カタカナキー、CtrlやAlt、Shiftキーとの組み合わせでほとんどが解決します。
一方でATOKを導入している場合はプロパティから環境設定を調べる必要もあり、ソフトウェアが悪さをしている場合もあります。そしておまじないだと思って再起動はやっておいたほうがいでしょう。
私は今のところカナロックがかかって不便を感じることがなくなりました。万が一その症状になったとしても、落ち着いて対処すれば快適なタイピング環境はすぐ構築できます。あせらず、1つずつ確認してみてください。
それではでは。
一時期は良くなってイライラすることもありました。今はほぼなくなったのですが、今回の記事を書くに当たってショートカットキーを調べたら使える知らないものが数多くありました。Shift +CapsLkで大文字には知っていましたが、単体のCapsLkで半角英数になるのは知りませんでした。とても使えるキーなのでガンガン使っていけますね。