2023年に市場に登場したXiaomiのRedmi Buds 4 Active。Xiaomi製品といえばコスパがまず頭に思い浮かぶことでしょう。もちろんこのワイヤレスイヤホンも驚きの低価格と高性能で注目を集めています。1,990円という手頃な価格で提供されるこのワイヤレスイヤホンは、12mmのダイナミックドライバーによる深みのある低音と、最大28時間の長持ちバッテリーで、日常の音楽体験を一新。
しかし、一部のユーザーはペアリングに苦労しているようです。そこで、この記事ではRedmi Buds 4 Activeの魅力を詳しく掘り下げるとともに、スムーズなペアリングのコツをご紹介します。音質、バッテリー寿命、そして使いやすさの三拍子が揃ったこのイヤホンの全貌を、実際の使用感とともにお届けします。
概要と本記事で伝えたいこと
Redmi Buds 4 Activeの概要
Redmi Buds 4 Activeは、12mmのダイナミックドライバーを搭載し、深みのある低音とクリアな音質を実現しています。最大28時間のバッテリー寿命、急速充電機能、IPX4等級の生活防水性能など、日常生活での使用に最適な機能が満載です。
本記事で伝えたいこと
このレビューでは、製品の特徴やデザイン、実際の使用感、そして他のモデルとの比較を行います。特に、多くのユーザーが最初にやるペアリングのコツに焦点を当て、使い方のガイドを提供します。また、MOTOROLA Moto G30付属ワイヤレスヘッドセットやJVC HA-LC50BTとの比較を通じて、Redmi Buds 4 Activeの立ち位置を明確にします。
この記事を通じて、Redmi Buds 4 Activeがあなたの日常にどのようにフィットするかをお届けします。
Redmi Buds 4 Activeのデザインと製品の特徴
1990円と侮るなかれ。Redmi Buds 4 Activeを手に取った瞬間、そのスタイリッシュでモダンなデザインが目を引きます。シンプルで嫌味がないので、日常の様々なシーンに溶け込みやすくデザインされているのがわかります。まずは本体と充電ケースなどをチェックしていきましょう。
Redmi Buds 4 Activeの付属品はシンプルに
多言語で2枚に別れたマニュアルと、サイズの異なるイヤープラグが同梱されているだけのシンプルさ。後は充電ケースに入った本体があるだけです。
本体を詳しく見ていきましょう
キラリとしているRedmiの部分。単なるプラスチック製ですが撮影時にきれいに反射してくれました。充電ケースは決して高級感はあありません。そりゃ1990円ですものそれなりです。しかし、奇をてらった語りや造形ではない使い勝手を考えた薄型ケースを採用していることで、まとまりのあるいいデザインに仕上がっています。
艶有りのパーツをつや消しでサンドした感じになっています。底部にはUSBポートがあります。アクセントになっていてこれ、悪くないですよ。
開閉は節度感があって閉まったときのしっかり感が気持ちいいです。PSEマーク等の表示は裏蓋部分に印字されていて外観で気にならなう様に配慮されています。ここ、私のお気に入りポイントの一つです。
本体は非常に軽量で小さめ。装着感はしっかりしているため安価だからといってその辺はちゃんと考えられているようです。耳の大きさや形状にフィットしたイヤープラグに付け替えることができます。
スピーカーホール部分のイヤープラグの形状がちゃんと小さなな穴が空いている形状。もちろん個人差はありますが、適切なサイズを選択すると痛くない感触でした。
この部分が充電ケースに接触することで充電される仕組みになっています。長い間使っていて接触不良などがあるときは、こことケース側をチェックしてあげるといいでしょう。
今では一般的ですが、ケースで充電観桜な無線タイプって面白いし革新的だと思います。それを低価格である程度の機能を有するのって、そういう性能面で高いとも言えます。
基本的にはシンプルですが、機能的。Activeと名乗るだけあって、軽量で動きに対しても柔軟な対応を見せるデザインに仕上がっています。充電ケースが薄型であるのも携行しやすいわけです。
あらためて写真を取りながら考えられているなあと感じました。
Redmi Buds 4 Activeの特徴
12mmのダイナミックドライバー
この小さなイヤホンの中には、12mmの大型ダイナミックドライバーが搭載されており、その結果として豊かで深みのある低音が実現されています。Xiaomi Acoustic Labによるチューニングで従来に比べて低温と音響性能が向上しています。
バッテリー寿命と急速充電性能
わずか10分の急速充電で約110分間の音楽再生を可能に。イヤホン自体は1回の充電で最大5時間、充電ケースを利用して最大28時間と長持ちバッテリー環境を実現しています。
安定性が向上したBluetooth 5.3搭載
消費電力の削減、安定性の向上、干渉に対する耐性も良くなりました。デバイスが複数ある環境下でも信頼性の高い接続性を維持します。見える機能ではないものの嬉しい特徴の一つと言えるでしょう。
カバーを開けてすぐにペアリング、Google Fast Pair対応
カバーを開けて1回タップすると接続完了。ちょっとタイミングもあったりするものの、すごく簡単にペアリングで来てしまいます。
IPX4 生活防水性能搭載で突然の雨でもOK
ランニング、ウォーキング、アウトドアにジムでのトレーニング。汗や雨が降ってもアクティブな行動を辞める必要はありません。生活防水対応なのでそのまま軽ずくすることが出来ます。
2タッチからのタッチコントロール
一般的に1タップから機能が割り振られているものが多いですが、Redmi Buds 4 Activeは誤動作を防ぐ意味でも2タップからのコントロールはナイスな選択だと思います。
通話時のノイズキャンセリング機能搭載
好感度マイクが搭載されたイヤホンは、周囲のノイズを軽減。様々な環境下での通話を最適にサポートしてくれます。低価格でもしっかり重要なポイントは抑えてくれている、Xiaomiの哲学が垣間見える部分ですね。
手持ちの他社製品と比較
手元にある端末は少し古いものですが、せっかくなので比較してみます。
比較したのはこの二個。
一つはJVCのHA-LC50BT(新しいモデルはHA-A11Tがオススメされています)で、もう一方はモトローラのMoto G30に特典で付属していたMotorola オリジナリルイヤバッズというものです。HA-LC50BTに関しては生産完了品のため、現在の後継品とされるモデルのリンクは下に貼っておきます。
時代の違いを感じる3つワイヤレスイヤホン
左からモトローラ、Xiaomi、JVCです。これ大きさの形状を測るにはちょっと良くないのですが、その理由は向きです。モトローラはこれが上面、その他2つは前面になります。最も大きな面を映し出すとこんな感じの大きさ感。パッと見てモトローラは小さいのですが、塊感があります。
どれもシンプルなのですが、Xiaomiが抜きん出ているのもわかります。ある意味で主張をしていないデザイン。JVCは質感からして違い高級感があります。持った感じもッグっと重みがありコンセプトがちょっとちがいますね。
こうすると厚み自体がよくわかります。モトローラ、結構厚みがあるでしょう。くるみ感というとは違うけれど、丸い物体を持っているってイメージが近いです。JVCは明らかにちゃんとした充電装置感があるので、モトローラとはまたイメージが違います。
そこへ来てこのXiaomiのRedmi Buds 4 Activeはアクティブシーンをコンセプトに持つだけあって、どこに忍ばせても主張しないコンパクトさに主眼をおいている気がしました。実際の数値ではなく、感覚的に薄くて小さく感じるんです。これ、公式では主張していないですが、かなりの利点だと思いました。
細かい話ですが、摘み取る感じで取り外す本体ですが、Xiaomi以外は横つまみ、XiaomiのRedmi Buds 4 Activeは縦つまみです。JVCだけが強力な磁石感があり、それ以外はストンとハマるイメージですね。どれがいいという感じは無いですが、JVCはコストも掛かっているんでしょう。
Xiaomi Redmi Buds 4 Activeとモトローラはパタンと蓋が閉まるとそのままピタッと閉じてくれるタイプ。JVCは最後のところに爪がありカチッと押し込むタイプです。しっかり感はJVCがあるものの、Xiaomi Redmi Buds 4 Activeと7モトローラのほうがスマートな印象は受けました。
どれも勝手に開くということはないですよ。
見るからにかなり大きさが違います。
この中で最も軽く、最もバッテリーの持ちも良いのがXiaomi Redmi Buds 4 Activeです。時代の進歩がこういうところでもわかります。タッチ部分は平らでないXiaomi Redmi Buds 4 Activeですが、意外や意外タッチ操作は快適です。再生と停止くらいしか私は使わないのですが、問題は感じられませんでした。
装着感や音質について
最初にお断りしなければいけないことが一つあります。
音質について
価格とコンセプトの違いですが、3つのうちでJVCが圧倒的に広がるし高音質です。一方でXiaomi Redmi Buds 4 Activeは悪いのかというとそうではありません。1段階軽めの音というのが一番適した表現かなと思います。1990円という価格帯を考えてみれば十分すぎるほどの音質だと言えるでしょう。
人によっては物足りない、重低音やサラウンド感などに不満を覚えるでしょうが、JVCとの価格差は3倍強ですからそこは考慮すべきです。
音質に関わる部分として、Activeというだけあって割りと外部の音を取り込む設計思想のように感じました。運動中でもしっかり外の音が入ってきます。にも関わらず、音漏れはほとんどしていないのがすごいですよ。運動中でも周囲への安全的配慮が考えられているのは、商品コンセプトとして外せないところなのでしょう。
音質に拘るなら更に上位のモデルがXiaomiにもたくさん用意されています。
装着感について
極めて軽量、思っていた以上にズレずに落ちないのが一番の印象です。ウォーキングと筋トレ程度を試しましたがモトローラとJVCはズレずれますが、Xiaomi Redmi Buds 4 Activeはさすがです。運動や行動するときのお供としてはぴったりですね。
運動時には軽やかさが重要ですね。ちょっとした運動であれば、Redmi Buds 4 Activeのバッテリー持続力を気にする必要はほとんどありません。また、使わない時には充電ケースをポケットに入れておくことができるのも大きなメリットです。このケースは非常に薄く、持ち運びにも気にならないサイズ。まるでイヤホンと一緒に「装着」しているかのような感覚です。Xiaomi Redmi Buds 4 Activeは、その軽さと携帯性で、どこでも気軽に音楽を楽しむことができるシステムだと思います。
Fast Pair対応のペアリングとその他の方法について
ペアリングはGoogleのFast Pairに対応。スマホのBluetoothがOnの状態で充電ケースを開くとペアリングが始まります。このFast Pairなら非常に簡単です。
- スマホのBluetoothをON状態で充電ケースを開く
- スマホにペアリングを求めるアラートが出るので接続する
マジスカ!マジです!これだけ。
一方で最初に開封して喜ぶ気持ちを抑えきれず、本体をさわるってよくあるシチュエーションだと思います。そんなときペアリングタイミングを逃してしまい、何故か接続できない状態に陥る人も多い様子。
その他のペアリング方法
一般的なスマホ端末からの機能を使用して接続をすることも可能です。空いている場合は一度充電ケースを閉じ、再度開くと本体がペアリング可能状態になります。その状態でスマホのBluetooth設定から手動で接続をやってみましょう。
そしてXiaomiならではの方法も用意されます。
Xiaomi Redmi Buds 4 Active側からのペアリング機能を使ってみる
本体側からペアリングを行う機能があります。
- スマホのBluetoothをON状態で本体を耳に装着する
- LR両方を同時に3回タップする
これでイヤホン本体側からペアリングさせることが可能です。ペアリングがうまく行かない人も、一度、BluetoothをONでケースも閉じた状態から順に行ってみることでうまくいくと思います。
記事を書くにあたって、ペアリングを解除してこれらの接続方法を試してみました。Fast Pairで一度失敗したものの、その他複数回のペアリング試験では問題なく出来ました。試験した端末はメインのXiaomi Mi 11 lite 5G、Redmi Note 9S、モトローラのMoto G30です。
・Fast Pairで一度失敗もその後はペアリング可能
・スマホ側のBluetooth設定からの手動ペアリングも問題なし
・Xiaomi Redmi Buds 4 Active のペアリング機能も優秀
・試験した端末はメインのXiaomi Mi 11 lite 5G、Redmi Note 9S、モトローラのMoto G30
ペアリングがうまくいかないとき
Fast Pairで一度失敗しているので、もしかしたら何度も失敗する人がいてもおかしくありません。
いくつか方法がありますが、まず最初にもう一度同じことをやってみるのが試みるべき方法です。
一度BluetoothをOFFにして再度ON、そこで上記で説明したFast Pairの方法(ケースを開けてアラートをタップ)をやってみましょう。通常ならペアリングは可能です。
無理な場合は設定のBluetoothから接続を試みます。そして、Xiaomi Redmi Buds 4 Activeの3回タップのペアリング方法をやってみてください。
失敗しても焦らず、一度落ち着いてスマホや本体の状態を確認し、当たり前だと思う部分からやってみてください。
Xiaomi EarBudsというアプリ
そんなに細かい設定はできませんが、再接続が万が一うまく行かないときアプリからも可能です。また、ちょっとした設定もできます。
たまにうまく接続できないときは、ケースを開け示したり耳に入れたりすると接続を促す表示が出てきます。ここで接続を押すとペアリングしたものがきちんと接続が可能です。
現在の状態がわかります。ケースの残量もここで表示されていますね。また、追加設定で低遅延モードの切り替えが可能になっています。その他の細かな設定は出来ないので、使い勝手としては今ひとつです。私としても接続がうまく行かなかったら起動しようかなと思うくらいで、実際接続も問題ないのでもう少し機能があれば嬉しいですね。
Redmi Buds 4 Activeの全体的な評価とまとめ
Redmi Buds 4 Activeは、その手頃な価格と高性能で、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。このレビューでは、製品の特徴やデザイン、実際の使用感、そして他のモデルとの比較を詳しく見てきました。特に、ペアリングのコツや、他のモデルとの比較では、この製品の真価を明らかにしようと努めました。
ペアリングの簡便さとその他の方法
GoogleのFast Pairに対応しているため、ペアリングは非常に簡単です。ただし、最初の設定時には少し戸惑うかもしれません。私自身もFast Pairで一度失敗しましたが、その後は問題なくペアリングできました。さらに、Xiaomi Redmi Buds 4 Active側からのペアリング機能も優秀で、スマホのBluetooth設定からの手動ペアリングも問題なしです。
価格と性能のバランス
1,990円という価格で提供されるこのイヤホンは、12mmのダイナミックドライバーによる優れた音質、長時間持続するバッテリー、そして使いやすい機能を備えています。これらの特徴は、価格を考えると非常に優れたコストパフォーマンスを示しています。
おすすめするユーザー層
日常的に音楽を楽しむ方、運動中に音楽が欠かせない方、または手軽に高品質なイヤホンを求める方に特におすすめします。ただし、音質や装着感は個人差があるため、可能であれば実際に試してみることをお勧めします。
私の見解
このブログを通じて、Redmi Buds 4 Activeの詳細なレビューをお届けしました。軽やかさと携帯性を重視する方にとって、Redmi Buds 4 Activeは理想的な選択です。ペアリングの簡便さや、万が一の際の対処法も含め、この記事があなたのRedmi Buds 4 Active選びの参考になれば幸いです。
それではでは。
使っていても記事にすることで初めて見る箇所ってあるんですよね。機能だけでなくさわり心地や隠れた部分を発見できるのは楽しみの一つでした。アクティブシーンがターゲット。なるほどなと思える安価なコスパモデル、さすがXiaomiですね。